Thursday, September 15, 2016

「沈黙」遠藤周作 & 魚座の満月



「私は沈黙していたのではない。お前たちと共に苦しんでいたのだ」 「弱いものが強いものよりも苦しまなかったと、誰が言えるのか?」 イエス・キリストの言葉。遠藤周作氏の「沈黙j」より。


キチジローには当時本当に怒りを感じたが、卑しくて弱いキチジローは私だったのだ。。。 なんてことを思っていたら、遠藤周作氏が「キチジローのモデルは幼児洗礼を私に受けさせた母を裏切った自分自身」と言っているのか。


人生で一つも罪を犯さない人間なんて存在しない。道徳的な罪ならなおさら。人生のどこかで必ず罪人になる人間。


しかし、罪を犯して汚れたからこそ、霊的存在(キリスト、天使、観音様などなど)の永遠なる無条件の深い愛を知ることもできる。すべて相対的。汚れなければ絶対的な愛を知ることもない。


奇跡も起こせない、人々に軽蔑される、弟子たち(複数形。ユダだけではない)に裏切られる、統治者にとらわれて、十字架にはりつけにされ、民衆にツバをかけられて死んでいったイエス・キリスト。遠藤周作氏の描く「弱いキリスト」それでも、愛することをやめなかったキリスト。(続く)

強かったら確かに人々を守れる。でも、絶対に弱い人々は存在する。弱くて、卑しくて、ずるくて、愚痴ばかりで、だらしない人間たち。そういう人間たちは絶対に滅びない。それらの人間たちとずっと寄り添うために、彼らの罪を一緒に背負うためにイエス・キリストは弱いままで亡くなった。


魚座の満月時間に入った。無条件の愛を捧げる故に苦しんでしまう魚座。宇宙の善と悪をまぜこぜに吸収してしまう魚座。魚はキリストのシンボル。奇跡でやたらと魚をだす、イエスさんは。きっかりの満月は日本時間17日(土曜)の午前4時5分。魚座の25度「聖職の浄化」あなたの中の神様に感謝する。