Saturday, December 5, 2015

「異端」の3ハウス


3ハウスは「近所」「小中学校」「義務教育あたりの子供たち」「連絡」「お出かけ」「お勉強や習い事」「日常」がフィールドとされているけれど、古典占星術では「女神たち」「異教徒」「多神教(キリスト教からみて異教)」「異端」を司る。昔は異端や異教であることは、魔女裁判にかけられて、火炙りにされるなんてよくある話だった。教会に反して地動説を公言したガリレオは軟禁された(一度は終身刑まで言い渡されている)。今の時代は3ハウスってそんなに「過激」なハウスという印象はあまりみられないなあ。

正統とされる教会の力が昔と比べてずーっと弱くなったからなのか、3ハウスの「異端」さもクローズアップされることが少なくなってきた。。。でも、「多神教」や「女神たち」は日本人にとって馴染みやすいのではないか。女神というより魔女といったほうがわかりやすいかな

日本の魔女。卑弥呼やユタやイタコを思い出す。ファッション雑誌や漫画雑誌にいつも占いが特集されて、女性占い師さんたちがいつもでている。(米ではファッション雑誌や漫画雑誌に大きく占いがフィーチャーされることはない。年始めに2ページぐらいの今年の12星座運勢があるのみ)

9ハウス的な正統な宗教もあるけれど(天皇を頂点とした神道)、3ハウスもメインストリームカルチャーで、堂々と発信ができる&読者にも人気が高い日本は、異端や異教徒や魔女たちに優しいし、豊かな文化があるなあ。

(補足ですが、江戸時代のキリシタン弾圧は3ハウスっぽいかな。。。場所が変われば9ハウスの正統宗教が、3ハウスの異端教になる。アニミズム色が強いアイヌにキリシタンが広がったのも3ハウスっぽいなあ)。


3ハウスについてですが、日常は「異端」に満ちているというまとめw 小中学生を司る3ハウスなので、大人が考えつかないようなこともするし。

the third house. everyday is full of magic, witches & fairies. 日常には魔法と魔女と妖精たちがたくさんいる。3ハウス。

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このブログ記事は2016 December/January号のmountain 
astrologer のSteven Forrest氏の3ハウスと6ハウス考察記事を読み、私が思ったことを書きました。
この記事でForrest氏は3ハウスは「異端のハウス」とは「質問のハウス(the House of Questions)」であると言っています。異端の資質があるからこそ、正統派に質問をする。。。子供はタブーを知らないし、好奇心たっぷりなので、大人にどぎつい質問をすることもありますよね。。。